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過去問は何周すべき?「回数」よりも大切な「質」の話

資格試験の勉強をしていると、必ず一度は迷います。
「過去問って、結局何周すればいいの?」って。

私も最初は、回数が正義だと思っていました。
3周、5周、10周…数字が増えるほど安心するんです。
でも、ある時ふと気づきました。
「周回数を稼いでるのに、伸びてない…」って。

この違和感の正体は、たぶんここです。
合否を分けるのは“周回数”そのものではない
“周回の中身”が変わる瞬間がある
今日はその話を、なるべく噛み砕いて書きます。

なお本記事は、特に行政書士の学習記事を参考にしつつ、
他資格にも応用できる形で整理しています。
(※断定しすぎず、一般論として書きます)


目次

過去問が重要と言われる理由(でも誤解も多い)

過去問が重要と言われるのは、だいたい理由が3つです。

1つ目は、出題のクセが見えること。
2つ目は、知識を「使う」練習になること。
3つ目は、時間配分の感覚が育つこと。

例えば行政書士の文脈だと、
「過去問の学習や研究は重要」と明確に述べられています。
さらに、単なる丸暗記ではなく、
論点や趣旨を理解していれば解ける問題が多い
という趣旨の説明もあります。
この考え方は、他資格にも通じると私は感じます。

ただし、ここで誤解が起きやすいです。
「重要=回せば回すほど勝てる」と思いがち。
でもそれは、半分だけ正しいんですよね。

過去問は確かに強い武器です。
でも、使い方を間違えると鈍器にもなります。
ここが怖いところだと私は思います。


回数を稼ぐだけの勉強が危険な理由

私は昔、こんな勉強をしていました。
問題を開く→答えを見る→正解→次、みたいな流れ。
速く進むので「やった感」は出ます。
でも、模試で点が落ちました。

理由はシンプルで、
「なぜその選択肢が正しいか」を説明できないから。
つまり知識が“再現”できていない。
頭の中に「答えの見た目」だけ残ってたんです。

アガルートさんの解説でも、
2周目以降に“正解肢の位置”で覚えてしまうなど、
浅い学習になる危険が示されています。
そして「全選択肢の正誤の根拠まで詰める」ことが、
本当の理解だ、という趣旨の話が出てきます。
この指摘はかなり刺さりました。

ここで一度、言葉を整理します。
「過去問を回す」には2種類あると考えられます。

  • ただ“通過する周回”
  • 弱点を潰して“変化する周回”

合格に近いのは後者です。
私は、ここを分けて考えた方がいいと思っています。


合否の決め手は『解き方の質』にあり

「質」と言うと抽象的なので、
私なりに“質が高い解き方”を分解します。
ポイントは4つです。

1) 正解肢だけで終わらない

過去問を解いたら、
正解肢の根拠を言語化します。
さらに、誤り肢がなぜ誤りかも説明します。

これ、地味にきついです。
でも、この瞬間が一番伸びます。
私はここで初めて「わかった」が増えました。

アガルートさんも、
「単に正解しただけで次へ進むと浅い学習になる」
という趣旨で注意しています。

2) 「偶然正解」を炙り出す

正解しても、根拠が薄い問題ってあります。
自分の中で“まぐれ枠”を作らない方がいいです。
私は、正解でも不安なら×扱いにします。

3) 問われ方を分析する

「この問題は何を聞きたいのか」を考えます。
同じ論点でも聞き方が変わります。
ここに強くなると、初見問題が怖くなくなります。

4) 解説を読んだら、必ず一度“再現”する

解説を読んだだけだと、気持ちよく理解した気になります。
でも、次の日に同じ問題で落ちたりします。
だから私は、解説後に
「自分の言葉で30秒説明」
を入れるようにしました。


資格試験ごとの『周回数目安』の考え方

ここはファクトチェック的に大事なので、最初に言います。
「一般的な周回数」は試験によって変わります。
科目数、出題形式、暗記量、法改正の影響などで、
最適解が変わるからです。

ただ、行政書士の学習記事では、
「過去問の繰り返しは3回程度で十分」
という目安が示されています。
そのうえで、3回目でも間違えた問題は
さらに繰り返す必要がある、という趣旨です。
私はこの“現実的な線引き”が好きでした。

一方で別の受験者向け記事では、
「直近10年分を最低6回」など、
より強い周回数の主張も見られます。
ただ、これは筆者の戦略・前提条件によるので、
鵜呑みにせず、自分に合う形に調整すべきだと思います。

さらに別サイトでは、
「過去問類似が一定割合ある」といった説明もあり、
過去問中心の戦略が語られています。
ただし、数値はサイト側の分析・前提に依存するため、
他資格へ一般化する際は注意が必要だと考えられます。

私の結論はこうです。
周回数は「目標」ではなく「結果」。
質の高い復習をしていたら、
必要な分だけ勝手に回数が増えます。


私がやって効果があった「周回設計」(具体例)

ここからは、私がもし今からやり直すなら、
こう組む、という設計図です。
行政書士に限らず応用できる形にします。

1周目:採点より“地図作り”

目的は「弱点発見」と「出題の地図作り」です。
この段階は、点数が低くて当たり前。
むしろ落ち込まないでほしいです。
私も最初はボロボロでした。

やることは3つだけ。

  • 間違えた理由を一言でメモ
  • 根拠が言えない正解もマーク
  • 解説を読んで、論点名を覚える

ここで完璧主義を出すと止まります。
私は止まって挫折しかけました。

2周目:弱点を“説明できる”に変える

2周目からが本番です。
1周目でマークした問題だけ回します。
(全部回すと時間が溶けます)

やることは、
「なぜ正しいか」を口で言う。
可能なら紙に1行で書く。
この作業で、知識が道具になります。

3周目:時間と精度を上げる

3周目は、
本試験のスピード感に寄せます。
でも焦りすぎない。
スピードは、理解が伴って初めて意味が出ます。

アガルートさんでも、
「3回程度が目安」という話がありつつ、
間違えた問題は追加で繰り返すべき、
とされています。
この考え方はかなり実務的です。


関連知識を広げる周辺学習の重要性

過去問を回していると、
どうしても“問題に出た範囲だけ”覚えがちです。
でも、試験によってはこれが危ないです。

特に法律系だと、
条文や制度がつながっています。
一点突破の暗記だと、聞き方が変わった瞬間に崩れます。

だから私は、過去問で出た論点を起点にして、
「周辺」を少しだけ埋める意識が大事だと思います。

条文やテキストへ立ち返るタイミング

立ち返るべきタイミングは、私は3つだと考えます。

1つ目。
解説を読んでも腑に落ちない時。

2つ目。
正解したのに、理由が言えない時。

3つ目。
似た問題で連続して落とした時。

この時に条文やテキストへ戻ると、
“点”が“線”になります。
ここが勉強の一番おもしろい瞬間です。
私はこの感覚が出てから、勉強が楽になりました。


「過去問だけ」でいける科目、いけない科目がある話

これは試験によって違うので断定はしません。
ただ行政書士の話に限定すると、
過去問だけでは不十分になりやすい領域がある、
という整理が語られています。
たとえば一般知識は時事要素もあり、
過去問だけだと弱い可能性がある、という趣旨です。

この感覚は、他資格でも似ています。

  • 制度が安定している科目は過去問が効きやすい
  • 時事、統計、新傾向は過去問だけだと薄い

なので私は、
「過去問+最低限の補強」
を前提に設計した方が安心だと思います。


公式の過去問入手先(無料で確認できる)

行政書士試験については、
試験研究センターのページから問題PDFが案内されています。
(アガルート記事内にもリンクがあります)

リンク先(研究センターの試験案内ページ)は
こちらです:
https://gyosei-shiken.or.jp/doc/exam/index.html
Source



まとめ:自分に最適なバランスを見つけよう

「過去問は何周?」の答えは、
私は一つではないと思っています。

目安は持っていい。
でも、最後に頼るべきは感覚です。
「説明できるか?」
「同じ論点の聞かれ方が変わっても耐えるか?」
そこが合格ラインだと私は感じます。

行政書士の文脈でも、
過去問は重要だが、浅い学習で終わると危険、
という趣旨が語られています。
だからこそ、回数より中身。
私はここを一番伝えたいです。

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